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ペンタクルの7(Seven of Pentacles)

このカードは、様々な物事でそこそこの成果を出したものの、自分の満足感は得られず、これからどう行動するべきか思いを巡らせていることを示しています。

キーワード

正位置 – Upright –
成長過程/進展が遅い/悩み/進歩/遅延/手作業/創意工夫/節目/小休止/スランプ/根気/無気力/長期計画/品質管理/棚卸し/過大評価/ヤケを起こす/諦め気味/馴れ合い/目先の利益/不満が溜まる/心配しすぎ/自惚れ/進展の途上/欲が先行する
逆位置 – Reversed –
もどかしさ/投げやり/不安/挫折/心配/不満足/愚かな投資/失敗/きつい仕事/間引く/面白みがない/工夫が必要/心配事/不安感/懸念/短気/喪失/過剰な用心/分が悪い/計算高い/再挑戦/再チャレンジ/不甲斐ない状態/不利な状況/努力不足/再評価/無分別/静観/損得勘定/頓挫
英単語
Ingenuity. Growth. Hard work begins to yield fruit. Inventiveness. Good business.Growth. Accomplishment. Commerce. Appraisal. Failure. Bad business. Hard work with little success. Hazardous speculation. Bad investments.
人物像
不満が残っている人。一時休止して今後のことを考える人。出した成果を見つめ直している人。

ケース別キーワード

case正位置逆位置
恋愛職場恋愛/欲求不満/努力が足りない/物足りなさを感じる/期待していた見返りはなし/理想と現実のギャップを目の当たりにする/将来を考えて悩む/関係性が少しずつ進展している 惰性に流されている/実りが少なすぎると感じる/楽な方に流される/限界を感じる関係/文句ばかり言う人/キープして他の可能性も探る/あまり思い入れがない恋愛
仕事仕事の不満/成果がなかなか出ない/仕事やお金に関する悩み/利益が薄いと感じる/結果に満足できない/無報酬の労働/努力に見合った成果/よく考えることで打開策が見えてくる/目の前の改善から着手 資金繰りに悩む/危険な投機/悪い投資/ほとんど成功していないハードワーク/努力が報われない仕事/半端な仕事/努力せず文句ばかりを言う/見積もりが甘い/期待しすぎて落胆する/言われたことしかしない/やりかけの仕事
その他いつも通りの成果/留まるか進むかの決断/これまでの努力を見直す/新鮮さがなくなる/立ち止まる/やることはまだある/ゆっくり進む/結果の一旦が見える/努力が実を結び始めます/マイペースに動く/望まない結果/自分に値するものを得る/収穫にふさわしい時期を待つ/引退後の計画を立てる/ゆっくりと着実な進歩/目先の利益に囚われる/壁にぶつかる/分かり合えないと感じる/距離を置いてみる/ハードルの出現/ 成長過程が見えない/価値の低いものを間引く/金銭にまつわる心配事/失敗を恐れる/制限付きの成功/利益の出ない投機/浪費された資源/道理が通らない/行動せずただ見守るだけ/不満を抱えながら自己嫌悪に陥る/諦めムードが漂う/意思疎通の難しさを痛感/恨み妬みで繋がる関係/他人の株を下げる言動/ビジョンがない/他人を羨んでばかり/現状から抜け出せずモヤモヤする/全てにおいて投げやり/やる気が出ない

正位置での意味

ペンタクルの7の正位置は、成果を目の前にして「こんなはずじゃなかった」と肩を落として満足できないことを表します。この状況をこれからどう対処するべきか、一時休止して考えています。目先の利益に囚われているせいで、不満を抱えているのかもしれません。目の前の結果が目指していたものや期待していたものとは違い、落胆しているかもしれません。しかし、凝り固まった価値観で物事を見つめてしまうと、ネガティブな捉え方しかできないものです。起きてしまったことや、過ぎてしまったことをクヨクヨと悩み、不満を並べたところで前に進むことはできません。不満があるのなら、その不満を解消するためにどうするべきか、一歩を踏み出しましょう。

また、このカードは、実を結び始めている活動や投資を示すこともあります。ただし、あなたが目標とする成果を挙げるまではもう少し時間がかかりそうです。今頑張っていることを継続し、辛抱強く待つ必要があるでしょう。一定の成果が見えたとしても、それは終わりではなく通過点です。さらに良いものを形にするために、あらゆる策を練る必要があるでしょう。

このカードは、目の前の成果に対して落胆や失望をすることで、これまでの経験や頑張りで磨かれてきたスキルの素晴らしさに気づけていないことを表すこともあります。自分への評価を低く見積り過ぎて、卑下していないでしょうか。謙虚な姿勢は大切ですが、卑屈っぽくなっているかもしれません。あるいは、これまでの自分を過大評価し過ぎていたせいで、理想と現実のギャップに苦しんでいるのかもしれません。今目の前に現れている成果は今のあなたの実力を映し出すものですが、潜在的にはもっと可能性を秘めているはずです。

リーディング例

愛に関して占った場合
ペンタクルの7の正位置が愛について出た場合、ふたりの関係が温まるのに予想以上の時間がかかっており、あなたは苛立っているかもしれません。頑張っている割に相手へ気持ちが伝わっていないことや、思い通りにいかない状況に不満を募らせています。ただし、このカードは目に見えづらいかもしれませんが、状況は少しずつでも変化していることを告げています。少しずつですが、状況は改善していきます。物足りなさを感じる相手や、煮えきらない相手に対して不満を抱いていたとしても、今あなたにできることをコツコツ継続していくしかありません。今のモヤモヤは、執着していたり、期待し過ぎていることが原因かもしれないので、気分転換や方向転換を試みるのも良いでしょう。将来を見据えてとる行動は、少しずつですが必ず未来につながります。
勉強や仕事に関して占った場合
ペンタクルの7の正位置が仕事について出た場合、あたなのキャリアが進歩していることを示し、このまま努力を続けることをすすめています。今目の前に大きな成果として現れていなくても、あなたが行っていることは、将来の結果に必ず影響を与えます。今の評価はあなたの実力に見合っているものかもしれませんが、成長することで自ずと評価も右肩上がりになるでしょう。あるいは、頑張りに対して評価や報酬が少ないと感じ、不満に思っている可能性もあります。それはあなたの努力が不足しているか、ある一定の成果をあげるにはもう少し時間がかかることを意味しているのかもしれません。気強く継続することが今の時期に必要なことです。自分のやっていることに自信を持って、未来を信じましょう。
お金に関することで占った場合
ペンタクルの7の正位置がお金について出た場合、これまで積み重ねてきた努力が少しずつ身を結び始めていることを示します。まだあなたが理想とする報酬や利益には到底及ばないにしても、この調子で継続していけば成功できるでしょう。今は成長過程だと割り切って、あきらめないことが大切です。また、このカードは慎重な投資や収支管理が必要なことを表す場合もあります。熟考することで問題解決の糸口が見つかります。

逆位置での意味

ペンタクルの7の逆位置は、不満を感じる状況からやる気を失ったり、物事を途中で諦めてしまい全てが中途半端になってしまうことを表します。長い目で物事を見れるほど心に余裕がなく、予定していた計画が狂いやすい状況です。自分の恵まれた環境に気づかず、感謝の気持ちが足りないことが原因で、何に対しても不満が出てしまいます。自分が今まで恵まれていたんだと実感できるまで、状況は下降していくかもしれません。恵まれていることに気づけたらな、再チャレンジする可能性は残されているでしょう。早めの気分転換を心がけ、冷静に状況を把握し、自分にできることを明確にする必要があります。実力以上の成果が得られないのは当然ですので、目の前の結果に不満がある場合は、自分の実力不足を素直に認めましょう。

このカードは、不安や焦り、喪失への懸念を表すことがよくあります。あなたは目指している目標に到達できるはずがないと、途中で疑い始める可能性があります。あるいは、頑張った結果があなたの期待を下回り、ガッカリするんじゃないかと心配しています。また、プロジェクトを完了するためにはもう少し時間がかかることや、期日が先延ばしになってしまうことによる熱意の欠如を表します。プロセスより結果重視になりすぎると、不安や焦りを感じやすくなります。

成果を見て落胆しないようにするためには、結果に期待し過ぎないことと、結果が出るまでの道のりを楽しむことが重要です。自分の好きなことをやっていれば、結果はあまり気にならないものです。
「好きなことをしていたら自然と結果がついてきた」と言うスタイルを目指しましょう。

リーディング例

愛に関して占った場合
ペンタクルの7の逆位置が愛について出た場合、ふたりの関係に不安を感じたり、どちらかの忠誠心が欠けていることに対する不信感や疑いを持つことを表します。あなたが勘ぐっていることが真実なのかわかりませんが、自分に対するパートナーの愛情が減っていくのではないかと心配します。あるいは、不満を抱えながらも惰性で関係を続けていることを示唆します。お互い実りがなく良い関係とは言えないのに、別れを切り出すことさえ面倒に感じ、楽な方(付き合うことを継続すること)に流されてしまう可能性があります。惰性で続く関係よりも、思い切って精算する方が今後のためになります。また、今の人をキープしながら他の人を物色するなど、誠実ではない恋愛スタイルを示唆することもあります。
勉強や仕事に関して占った場合
ペンタクルの7の逆位置が仕事について出た場合、期待どおりの評価や報酬を得られない可能性があります。あたなは、誰かがあなたの評価が下がるように仕組んでいるのではないかと不満を抱き、恐れています。自分の実力が正当に評価されないと感じ、周囲を責める気持ちが強くなりがちです。しかし、それは単にあなたの実力が足りないだけの可能性もあります。一人でグチグチ文句を言うだけ言って努力せず、簡単に諦めてしまい、全てが中途半端になる危険性もあります。言われたことしかせず、文句ばかりを言っていても、あなたの評価は下がる一方です。あるいは、プロジェクトにおいて障害や遅延が発生したり、期待したほどうまくいかない可能性を示唆します。あなたの見積もりが甘過ぎたせいで、落胆が大きくなる可能性もあります。
お金に関することで占った場合
ペンタクルの7の逆位置がお金について出た場合、金銭的な損失や挫折を警告します。最大限の努力をしたとしても、自分にふさわしいと感じる利益を得ることは難しいでしょう。それは、思っているより実力が身についていないことの現れかもしれません。このカードは、資金が不足していることや、やり方を工夫する必要性を告げている場合もあります。

カードを読み解くポイント

ウェイト版を含む一部のタロットデッキでは、このカードには、熟した果実のように、7つのペンタクルが茂みに吊るされており、その様子を眺めている人物が描かれています。これは、植えた種が成熟するのを見守ることを表しています。時間、エネルギー、お金の投資が報われ始めており、あなたはその結果に満足していなくても、それなりに評価しています。

このカードが占いで出た場合、恋愛や仕事、お金の面でも共通して言えるのは、考えることと行動することのバランスが重要だと告げています。考えるばかりでは前に進めないし、闇雲に行動しても空回りするだけです。行動と思考のバランスが崩れることで、先走った行動に走ったり、焦りや不安を抱えやすくなります。

カードの意味を更に深く考察

ペンタクルの7のカードには、自分が頑張ってきたことに対して評価しつつ、より成長させるために試行錯誤している様子が描かれています。あるいは、「まだまだ」と感じながら、時間がかかることに対してため息をついているようにも見えます。ペンタクルの8や、ペンタクルの9のカードを見てもわかるように、ペンタクルは成長する植物に例えられており、仕事や労働によって人が成長することを象徴しています。

努力を重ね、積み重ねてきたことがなんであれ、目に見える形で現れていないと感じていたとしても、費やしてきた時間や労力は確実にあなたを成長させてくれます。