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ペンタクルの4(Four of Pentacles)

このカードは、経済的な安定を手に入れて現状維持を保とうとすることを表しています。持っているものを守ること、安定した経済力を保持し続けるために頑なな様子です。

キーワード

正位置 – Upright –
執着/強欲/貪欲/力/保守/不動心/安全/安全性/利得/遺産/贈り物/贈与/所有/富の愛/保険会社/現状維持/経済的安定/経営手腕/安全保障/唯物論/所有権/コレクション/修道院/繼承物/堅実性/守りの姿勢/経済的成長/ビジネス拡大/経営手腕
逆位置 – Reversed –
執着/ケチ/独り占め/偏見/頑固/保身/金銭欲/物欲/強欲/溜め込み/障害物/遅延/挫折/阻害/自慢/支出/一旦停止/傷害/私利私欲/金儲け主義/無遠慮/値踏みする/私腹を肥やす/シェアしない/買いだめ
英単語
Power. Legacy. Gift. Great talent. Love of wealth. Wish to provide for others. Generosity. Application for a grant or scholarship. Hoarder. Usurer. Skinflint. Inability to share. Clinging to property. Avarice. Obstacles. Pride. Setbacks in business. Spendthrift. Security. Materialism. Caution. Possessiveness. Greed. Creative Blocks.
人物像
現状を維持しようと努力する人。安定志向で面白みのない人。利益優先的な考えの人。

ケース別キーワード

case正位置逆位置
恋愛恋人への執着しやすい/縁をお金で繋ぐ/独占欲が強い/手にした状況を保持しようとする/権力者と結婚する/生活の安定が約束された恋愛/同棲を始める/結婚を視野に入れた交際に進む 金銭が目当ての恋/保守的すぎる/金銭的な欲が強すぎる/奉仕精神が足りない/ギスギスした関係/パートナーを束縛する/相手を失いたくないと思いすぎる/選り好みしすぎ/支配的な相手
仕事事業の規模を拡大する/経営手腕を振るう/安定しているが面白みに欠ける/手放したくないと強く思う/野心を抱く/金融関係の仕事/お金を管理する立場/堅実な計画を立てる/権力者 ビジネスの挫折/あまり発展性がない状況/自分だけ楽しようとする/自分の利益だけを追求/強欲さがチャンスを逃す/物足りなさを感じる/経費の出し惜しみをする/横入りが入る/ワンマン経営/社会的地位にしがみつく
その他他の人に提供したい/助成金または奨学金の申請/現状にしがみつく/財産にしがみつく/変化を嫌う/素晴らしい才能/保証を求める/守りに入る/エネルギーを貯める/信念がある/地に足をつける/経済的な安定/信念のある/持っているものを守る/手堅い時期/利益にこだわる/大切なものを守りたい/身の回りを管理したい/現状維持が続く/所有欲を満たす/臨時収入がある予感 保身のための野心/手放さざるを得ない/むきになって守る/保守的でやりたいことができない/守るもののために動けない/自分の利益だけを考える/人を利用する/誰かに足を引っ張られる/お金を追いかける/安全策が裏目に出る/大事な人が去る/強欲な人に利用される/障害や問題が起こりやすい時期/全てを手に入れたいと思う/他人のお金も利用しようとする/人から嫌われて妨害を受ける

正位置での意味

ペンタクルの4の正位置は、経済的に安定し、その安定を維持したいと強く願うことを表しています。仕事や生活などあらゆる面で管理能力を発揮することができますが、保守的になりすぎていないでしょうか。物質的な豊かさや生活面での快適さに固執しすぎている傾向もあります。あなたは経済的成長や安定を維持し、成功を掴んでいますので、将来的な仕事や生活面での不安はない状況です。しっかりとした生活基盤を築くことができる暗示です。常に安全な方向を見定めて進もうとするでしょう。そういった慎重で堅実な行動は物事を経営、運営していく上でとても役立ちます。

このカードは、お金や物資に関して、実用的で保守的な態度を取る傾向にあることを示します。あなたは富と財産に大きな価値を置き、自分が築き上げた富や財産に誇りを持っています。安全性はあなたにとって、とても重要なので、自分の所有物をしっかりと管理しようと努めます。お金を使って楽しむことよりも、貯金をすることの方が大事だと考えるかもしれません。「お金は天下の回りもの」という通り、貯め込むことばかりを考えず、世の中のためを思ってある程度回転させることも考えましょう。自分本位になるのではなく、社会全体のことを考えることができれば、より経済面での発展が望めます。お金は人の運に置き換えることもでき、お金を貯め込みすぎることは運気の停滞を招く要因にもなります。

ペンタクルの4の正位置は、権力や金銭を得ることや、影響力を獲得する時期を示している可能性もあります。所有しているものを守りたいという強い欲求に駆られますが、物質的な豊かさや幸せを周囲に振る舞うだけの気持ちの余裕も持ち合わせています。また、経済的な落ち込みが回復するという意味や、贈り物を受け取るという意味もあります。物質的な豊かさを手に入れて安定した気持ちを表すこともあります。

リーディング例

愛に関して占った場合
ペンタクルの4の正位置が愛について出た場合、安定感のある安全な関係を表しています。ただ、ふたりの関係の始まりは愛ではなく地位とお金に基づいている場合があり、情熱に欠ける場合があります。しかし、経済面での安定を約束してくれる関係に満足しているでしょう。このカードは現実的な安定を示すため、権力者との結婚を表すこともあります。家庭を持ち、大切な存在を守り抜きたいという強い気持ちを表すこともあれば、手に入れた恋人を逃したくないという強い独占欲を表すこともあります。まだ結婚していないカップルにとっては、そろそろ結婚を視野に入れ始める時期を表すかもしれません。同棲がスタートすることで生活基盤が整うことを示唆することもあります。
勉強や仕事に関して占った場合
ペンタクルの4の正位置が仕事について出る場合、あなたの立場は安全であり、満足のいく収入が得られる仕事に就いていることを表します。豊かな富は、あなたに価値やステータス、パワーを与えてくれるでしょう。ただし、現状維持することに重点を置くので、挑戦的なことから遠のく可能性があります。ライバルとなる相手から刺激を得たり、何か新しい挑戦をするなど、新たな展開を迎えにくい状況です。そのため、面白みに欠けると感じるかもしれません。ある一定の利益や成果は得られても、守備的な姿勢は変わらず、発展性があまりない可能性があります。このカードは、今の仕事や地位にしがみついている様子を示唆することもあります。手堅い仕事ぶりが功を奏し、事業の規模が拡大するなど、ビジネス面で良い結果を手に入れることを表します。
お金に関することで占った場合
ペンタクルの4の正位置がお金について出た場合、金融問題に対する慎重な態度を示している可能性があります。あなたは安全で堅実な運用を心がけており、富の蓄積に専念します。このカードは、健全な投資や、安定した財政状態を意味する場合があります。ある一定の資産を築き上げることができるでしょう。

逆位置での意味

ペンタクルの4の逆位置は、自分が持っている分では飽き足らず「もっともっと…」と強欲なまでに、金銭や物質的なものを貪ろうとすることを示唆します。自分の利益や欲望を最優先にしてしまいそうです。私利私欲のために起こす行動は自己中心的なものが多く、度を越した欲望は止まること知らず、エスカレートしていくばかりです。いつの間にか心の余裕をなくしてしまい、精神面が貧しくなる暗示です。

このカードは、保守的な態度と狭い視野のせいで運気が停滞することを意味します。その結果、あなたの行く末を妨げる障害や遅延に遭遇するでしょう。古いアイデアや過去の成功例に固執するあまり、柔軟な対応ができず、または恐れるあまり、失敗する可能性が高くなります。

執着心や欲望が大きくなりすぎて、精神的に不安定になる傾向があります。貯めこんだ資産や金銭を守ろうと必死になりすぎて、誰に対しても疑心暗鬼になるかもしれません。心が寂しい人になってしまい、周囲の人が去っていく危険性もあります。お金や物を手放すことは運気を循環させることにもつながります。そのことを信じて執着心から自分を解放し、貯め込み過ぎたお金は誰かのために使ってみましょう。

リーディング例

愛に関して占った場合
ペンタクルの4の逆位置が愛について出た場合、「主導権を握っていたい!」と思うことを意味します。自分が支配できない状況になることや、立場が優位じゃなくなることを恐れているようです。恋愛において、自分の影響力や支配力が下がってきていることを感じ、不安を感じます。また、資金や生活費を援助してもらうことを目的とした恋愛関係を示唆することもあります。デートでお金をケチってしまい、恋人の気持ちが離れてしまう可能性もあります。あるいは、人の意見に聞く耳を持たず、頑固過ぎて呆れられることを暗示します。自分がいい思いをしたいと考えるばかりで奉仕の気持ちが足りず、関係がギクシャクしてしまう可能性も示唆します。相手の自由を奪うような恋愛や、自分が選り好みしすぎている場合にもこのカードが出ます。
勉強や仕事に関して占った場合
ペンタクルの4の逆位置が仕事について出た場合、自分の立場が脅かされることに不安を感じたり、誰かに足を引っ張られて思うように前に進めないことを示唆します。外注費や経費を削減しすぎているなど、金銭的な面でのケチぶりが目立つかもしれません。あるいは、あなたが誇示するスキルや方法が時代遅れな場合もあります。また、金銭的には困っていなくても精神的な満足感が得られにくい状態や、保身の気持ちが強すぎて精神的に疲弊することも表します。精神的な貧しさを埋めるために、欲深さに拍車がかかり、チャンスを逃してしまうかもしれません。必要な経費をケチるなど、周囲から反感を買うような考えは改めましょう。
お金に関することで占った場合
ペンタクルの4の逆位置がお金について出た場合、現時点では投資や資金調達を活発に行うときではないことを示唆しています。このカードは、お金や財産に関する不必要な支出や誤った判断を示しています。

カードを読み解くポイント

一部のタロットデッキでは、ペンタクルの4のカードに登場する人物に4つのペンタクルが取り付けられています。この絵は、彼のお金と所有物が彼自身を定義していることを示唆しています。 数字の「4」は安定性を表しています。 したがって、このカードは経済的安全を意味します。

このカードが占いで出た場合、カードの向きに関わらず、執着心を手放す重要性を説いています。執着心が強くなりすぎると悪い方向に向かいます。このアドバイスは物質的なことに限らず、社会的地位や恋愛など、あらゆる面で重要です。執着は保身から生まれます。そのことを頭に入れ、保身に走らないよう意識する必要があります。

カードの意味を更に深く考察

このカードには、ペンタクルで体の大事なところを覆っている人物を描いています。4枚のペンタクルは頭、喉や心臓、足の裏に張り付いています。これは、チャクラで言うと、最初の2枚は霊的な他者との繋がりを示す生命力を表します。足の裏の2枚は、自分の足を伝ってくる外的世界からのエネルギーを遮断しているように見えます。しかし、彼の背中はペンタクルでガードされておらず、都市が広がっています。自分の弱みを覆い隠すことは不可能であり、どれだけ保身に回ったところで、自分の身動きを封じ込めるだけであることを象徴しています。

このカードは、問題を抱えているカードのように思えますが、人生で混乱してしまった際に物質的なものを通じて自分の内側(精神的にも肉体的にも)にエネルギーを向けることで体勢を整えることができます。誰にでも守備本能は備わっており、自己の体制を整えるためには一定の保身や自己中心的な考えが必要です。そんな時は、自分のエネルギーが外に漏れないようにすることが重要なのです。そのことをこのカードは物語っており、過度になり過ぎないのであれば、保身に走ることや、自己中心的な考えを持つことは決して悪いことではないと伝えています。