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カップの6(Six of Cups)

このカードは、過去の幸せな経験を思い出しながら、原点に立ち返ろうとしています。そうすることでこの先進むべき道が見えてくるかもしれません。

キーワード

正位置 – Upright –
約束/憧れ/満足/幸福/喜び/調和/安らぎ/調和/再会/郷愁/原点/規制/思い出/子ども/プレゼント/旧友/幼なじみ/改善/伝統的/ノスタルジー/幻想/夢中/リニューアル/機会/記憶/逃避行為/贈答/感情の更新/親の支配下/過去の記憶/家族との絆/同窓会/和解/童心に返る/癒し
逆位置 – Reversed –
未来/辛い思い出/成長/温故知新/子供っぽい/甘えすぎる/過度の甘え/癖や習慣/恩知らず/次のステップ/新しい状況/成長が止まる/これから/過去への執着/家族間のトラブル/トラウマに縛られる/初心に戻るべき/停滞する
英単語
Effortless harmony. Joy. Satisfaction. Nice memories. Recovered joy. Fantasies. Infatuation. A secret admirer. The culture of romance. Renewal. Chance. Remembrance. Longing. Nostalgia. Emotional renewal. Happiness. Harmony. Uncontrolled emotions.
人物像
童心に返り純粋な気持ちを思い出す人。親しかった幼なじみ。現実逃避している人。

ケース別キーワード

case正位置逆位置
恋愛アイドルへの恋心/初恋/甘酸っぱい恋/元恋人を想う/あどけない人/相手のために尽くす/兄弟に似た人を好きになる/家族のような安らぎを感じる関係/穏やかに包まれるような恋愛 過去の恋愛を引きずる/新しい出会いに気づけていない/相手に上手いように利用される/依存しあう関係/未練がましい/相手に甘え過ぎている/昔の恋が妨げになる/兄弟のようにしか思えない相手
仕事子供やファミリー向けのビジネスが良い/発展途上にある/成長段階/のびのびと能力を発揮できる/家族のような職場/過去の経験が生きてくる/元同僚と再会する/和解する/昔の職場を思い出す/原点回帰する/子どもの頃に憧れていた職業に就く 子どもの頃の夢を捨てきれない/過去を精算して再スタートを切る/他力本願な人物/失敗から学ぶ/事例を参考にする/過去のことばかりを振り返って前に進めない/周囲に頼り過ぎている
その他既にそこにないもの/過去からくる幸せ/過去に囚われる/大人になれない/ノスタルジックな/現実を受け入れられない/自立できていない/懐かしい場所/純粋な想い/家族への想い/青春の思い出/回復した喜び/身内との繋がり/過去が蘇ってくる/忘れていた純粋な気持ちを思い出す/子どものような無邪気さ/感慨深い気持ちになる/プレゼント交換/懐かしい人との再会 過去の経験から学ぶ/思い出を美化する/思い出を引きずる/成長できない/同じ失敗の繰り返し/時間が止まっている/制御されていない感情/新たなページが開かれる/古い人間関係を手放せない/人を頼りすぎる/家族間の課題/目標を見失う/感傷的になるのはダメ/センチメンタルな話題/傷の舐め合い/過去の栄光

正位置での意味

カップの6の正位置は、幼い頃の思い出に浸り、純粋な気持ちが蘇ることや、過去の経験が今の自分に何らかの影響を与えていることを示しています。懐かしい青春時代や故郷や家族を思い出し、自分の原点を見つめ直そうとしているのかもしれません。あるいは、目の前の現実から目を背けるために、過去の栄光や幸せだった頃を思い出している可能性もあります。過去を振り返ることはいいのですが、あまりにも長い時間を費やすのはよくありません。もしかしたら、今のあなたは過去を振り返らずに未来を見つめるべき時かもしれません。

このカードは、不幸な思い出やトラウマを上書きできるほど、感動的な出来事が訪れる暗示もあります。過去の苦い思い出を払拭できたことで、積極的に他者との関わりを持とうとするかもしれません。また、このカードはプレゼントを贈ったり贈られたりする意味合いもあります。あなたの行動を通して周囲の人へ幸せをプレゼントすことができるかもしれません。あなたが大切に思っている人たちと、愛に満ちた幸せなひと時を過ごせる予感です。

幼い頃の辛い思い出があったとしても、その経験を否定するのではなく、大切に思うことで新たな出会いや経験を引き寄せる事ができます。これまで経験したことの中で無駄なことは一つもなく、自分の成長には必要不可欠だったことを思い返すいいきっかけになるでしょう。幼なじみとの再会によって英気を養う暗示もあります。

基本的にはいい意味をもたらすカードであり、喜びや調和、満足を表します。

リーディング例

愛に関して占った場合
カップの6の正位置が愛について出た場合、あなたが人間関係の問題を克服し、お互いに対する前向きな気持ちを新たにしていることを示しています。また、過去の恋人と再会することを意味する場合があります。相手に対して家族と一緒にいるような安らいだ感覚を覚えたり、家族愛のような穏やかさに満ちた関係を示唆します。あるいは、昔経験した恋愛に思いを巡らせるようなきっかけが起きたり、甘酸っぱい恋の経験をする可能性があります。初恋や元恋人を暗示する場合もあります。満ち足りた気持ちになれる関係性や、自分から相手に尽くす恋愛を示唆することもあります。
勉強や仕事に関して占った場合
カップの6の正位置が仕事について出た場合、仕事に対する新たな情熱や熱意を示します。何らかのきっかけから変化がもたらされ、創造性が向上したり、作業環境が改善されたりします。今新しいスキルを身に付けることはあなたに利益をもたらすに違いありません。今は様々な経験を活かして発展していける成長段階にあり、伸び代がある時です。職場や働いている環境はアットホームで和やかな雰囲気でしょう。人間関係においては、懐かしい人との再会がもたらされるかもしれません。あるいは、子どもの頃に憧れていた仕事に近づけることや、ファミリー向けのビジネスで成功できる兆しです。仕事で行き詰まったら初心に戻ることをすすめます。
お金に関することで占った場合
カップの6の正位置がお金について出た場合、金銭的な損失や制限の後にもたらされるV字回復を示唆します。また、投資したコストや費用を上回る利益を手に入れ、誰かと共有することで新たな事業を興す暗示です。あるいは、借金の返済が終わることを示すこともあります。

逆位置での意味

カップの6の逆位置は、過去へのこだわりが強すぎることや、過去の栄光に囚われて目の前のことに集中できていないことを表します。昔から続いている悪い習慣を引きずったまま、それを改善できないせいで、現状に支障をきたす恐れがあります。また、過去のトラウマに振り回されて、一歩踏み出す勇気が足りない可能性もあります。「あの頃はよかったのに…」や「あの恐ろしさを忘れる事ができない…」など、過去への執着や思い入れが仇となる暗示です。現在の自分と過去を切り離す冷静な姿勢が必要になります。

一方、正位置では幸せな解釈が多かったため、逆位置になってもハッピーな意味が含まれることもあります。例えば、過去の経験が体に染み付いていることで、現状を切り開く事ができる暗示です。伝統を守っていくこと、古いものを大事にすることは目上を尊重することでもあります。そう言った理由から、目上や伝統的なことから恩恵を得られる可能性もあるのです。一番重要なのは、歴史や伝統の中で守るべきものは守りつつ、今世の問題に対しても臨機応変に対応できる柔軟性を持ち合わせることです。そうすることで、幸せを掴むことができます。

また、家族や親しくしてきた古い友人と距離を置き、自立する必要性があることを表すこともあります。居心地がよく安心できる存在は尊いものですが、自分の成長の足かせになっていたり、自立心の芽生が遅れてしまう可能性もあります。自分を甘やかしてくれる環境から距離を置くことで、たくましく生きていく術を手にすることができます。

リーディング例

愛に関して占った場合
カップの6の逆位置が愛について出た場合、幼稚な恋愛や恋愛漫画のような現実離れした理想を抱くことを卒業する必要があることを表します。あるいは、様々な経験を経てより成熟した関係へ進んでいくことを促しています。また、過去の恋愛を引きずってしまい、新しい恋がなかなかスタートできない状況や、未練を立ちきれずに前に進めない様子を表しています。相手に対して兄弟のようにしか思えないと感じている可能性もあります。過去や古い習慣とは決別して、新しい可能性に目を向ける必要がありそうです。過去の思い出を美化し過ぎていることが原因で過去の恋愛に執着しているのかもしれません。他にも、安心し切っている関係だからと言って、相手に甘え過ぎていて負担をかけていたり、自立心がなく依存傾向にあることへの警告を示唆します。
勉強や仕事に関して占った場合
カップの6の逆位置が仕事について出た場合、新しいキャリアを積むために、古い価値観や責任を手放す可能性を示唆します。退職する可能性もあります。しかし、これまでのキャリアで経験した輝かしい時代を再び経験したいと強く願っている可能性もあります。それは過去の栄光に執着していることからくる発想でもあるので、注意が必要です。あるいは、家族が望んでいる仕事の内容と、自分が望む仕事の内容にギャップがある可能性も示唆します。また、周囲の人に頼り過ぎて自立できない様子を表している可能性もあります。このカードは昔の経験やトラウマに囚われるという意味合いが強くあるものの、過去の失敗からヒントを得たり、過去を精算して再スタートを切るという前向きな意味もあります。
お金に関することで占った場合
カップの6の逆位置がお金について出た場合、過去に利益を上げた時期を思い出し、その時に戻りたいと過去に執着している可能性を示しています。金融業界や経済情勢は刻一刻と変化していきます。そんな中で古いやり方や過去の成功法が必ずしも得策とは限りません。新しい方法を試す勇気が必要な時かもしれません。古い習慣や価値観に縛られて自分の行動に制限をかけている場合は、改める必要があります。

カードを読み解くポイント

カップの6に描かれている絵は、とても幸せそうで朗らかな印象を与えます。このカードは単純に、庭にいる2人の子供を示すことがあります。これは、無邪気さ、満足感、美しさの時間を反映しています。このカードが占いで表示されるときは、楽しい思い出と楽しい時間を再訪していることを示しています。幸せだった過去の記憶を思い出すとプラスの感情が蘇り、将来の幸せも描きやすくしてくれます。特に最近苦痛を経験した場合はなおさらです。

また、このカードは、家族関係や育った環境が悩みの種になっている場合に出ることもあります。どのような記憶や思い出が現在に影響を与えているか明確にする必要があるでしょう。思い出や過去の経験を掘り下げていくことで、悩みに対する効果的なアプローチを見つけることができるかもしれません。

カードの意味を更に深く考察

カップの6は、過去の思い出や経験が現在の自分に何らかの影響を与えることを示します。それは、過去に執着することで自分に制限をかけている場合もあれば、過去の幸せな時間を思い起こすことで未来への希望が湧き、前に進んでいける場合もあります。それはカードの向きがどちらかにもよるでしょう。

このカードに子供が描かれている意図としては、子供には未来があり、また、これまで大人の支配下で守られながら育ってきた過去がまだ身近に感じられる時期だからです。このカードはまさしく、成長段階であり、これから明るい未来や無限の可能性が待っていること、過去の経験を活かす重要性を説いています。