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太陽(The Sun)

このカードには、光り輝く太陽と、白馬に乗った子どもが描かれています。このカードが出たということは、生きる目標を見つけられたからでしょうか。どうどうと胸を張って前に進んでいける確信を持っているはずです。これまで努力してきたことがある人には嬉しいカードでしょう。

キーワード

正位置 – Upright –
成功/達成/到達/満足/獲得/伝達/幸せ/幸福/結婚/生命/快活/明快/みなぎる力/生命力/バイタリティ/子ども/エネルギー/若さ/元気/喜び/注目の的/自己肯定/容認/資産/無邪気/天真爛漫/芸術/チャンス/自然体/照明/日光/癒やし/自己表現/楽天主義/正しい評価/拍手喝采/輝き/歓喜/透明性/健康/愛国心/情熱/意気揚々/表現
逆位置 – Reversed –
失敗/遅れ/延期/不幸な離婚/失う/置き去り/依存/甘え/浅はか/中途半端/自己中心/わがまま/大胆/傲慢/虚栄心/利己主義/独善的/感謝しない/誇大妄想/孤独/曇りの見通し
英単語
Happiness. Success. Light. Openness. Pleasure. Completion. Warmth. Satisfaction. Self-expression. Energy. Idealism. Passion. Education. Science. Patriotism. Bravery. Honor. Children. Medicine. A physician. Contentment. Clarity. Joy. Vitality. A happy marriage. A good friend. High spirits. Sincerity. Achievement in the arts. Arrogance. Loneliness. Cloudy outlook.
人物像
天真爛漫で自然と人が集まる人気者。笑顔が可愛い人。陽気な人。

ケース別キーワード

case正位置逆位置
恋愛祝福される結婚/周囲に認められる恋愛/オープンな関係/陽気で明るい人/妊娠や出産/プロポーズの成功/楽しく付き合える相手/アピールのチャンス到来/再会から恋に発展/交際や結婚を公表する/複数人から好かれる/人気者になる ささいなことで喧嘩になる/大げさな愛情表現を嫌がられる/付き合っていることを隠すがバレる/何気ない一言で傷つける/傷つけられる/恋人のいる人を好きになる可能性/マンネリやワンパターンに陥る/子どもっぽくて遊び好きな人
仕事子どもに関する仕事/才能や能力を発揮できる/新規顧客を開拓する/華やかな仕事で注目される/人を楽しませる仕事/クリエイティブな仕事で成功/大手企業や有名企業/名誉を得る/具体的に動き始める 職場環境が悪化する/ロスや無駄が多くなる/悪い噂が広がる/大げさなアピールで不快がられる/疲労困憊で休養の必要性/新規開拓に不向きなタイミング/プラン変更が必要/手抜き作業で信頼を失う/殿様商売
その他自己表現する/生命エネルギー/エネルギッシュな/みんなに容認される/祝福を受ける/子どものような/幸福な時間/満足する/自信みなぎる/自分の信じる道を進む/前向きに切り拓く/朗報が舞い込む/努力が報われる/喜びや楽しみが見いだせる/バイタリティが満ちている/平凡な日常の中の幸せ/何気ない日常のありがたさを実感/子どもが生まれる/本質的な自己表現/活き活きとしている/子どもに関すること 強すぎる自己顕示欲/噂が拡散される/ないものねだり/戻らない喜び/子どもじみた言動/長続きしない/エネルギーのロス/目標を見失う可能性/将来がまだはっきりしない/満足な結果ではない/努力不足の警告/根拠のない自信/再挑戦の機会を模索/天気の影響を受ける/羽目を外しすぎる/浪費する可能性

正位置での意味

太陽の正位置は、何事にも積極的に取り組むことでチャンスを掴むことを表します。また、芸術や農業など自らの手で何かを生み出す分野で成功できることも暗示します。今のあなたはエネルギーに満ちており、バイタリティも溢れています。多少の困難があっても軽く乗り越えていけるでしょう。このカードは、あなたの今までの努力が報われる時は、もうすぐそこまで来ていますよ、と伝えています。成功や勝利を信じてこのまま突っ走りましょう。みなぎる自信を胸に、自分の創造性やクリエイティブな才能をいかんなく発揮できるときです。チャレンジすることで目標達成、願望成就、合格できる時期なので、積極的にのびのびと行動しましょう。自然体でいることが自分の良さを最大限発揮できる秘訣です。

太陽の正位置は、健康状態も良好で幸福感、満足感に満たされる時期を表します。人間関係も円満で、仕事も順調です。新しい冒険も滞りなく進む暗示です。太陽は獅子座や黄道十二宮の第5ハウスと関連づけられていることから、ロマンス、結婚、創造、自己表現、伝達、子どもの誕生を示します。子孫に関係する象徴と言われているのです。

あなたは、創造する力がみなぎり、喜びや生きることの素晴らしさを表現できます。純真無垢な子どものように笑っているだけで周囲に人が集まってくることから、このカードは人望が厚いことも意味します。また、伝達能力の高さを象徴します。

カードに描かれている絵のように、子どものような純粋さや素直さ、喜びと幸せ、生きることの美しさを強く感じることを意味しています。楽観主義でいることがより運を好転させるでしょう。

リーディング例

愛に関して占った場合
太陽の正位置は、周囲に認められて祝福される、オープンな関係を暗示します。満足と快適さを感じる、幸せで楽しい関係を表しています。複数人から好意を寄せられることもありそうです。あなたとパートナーはお互いに良い刺激を与えあい、一緒にいるのを楽しめるでしょう。あるいは、再会することで恋に発展する可能性も示します。今のあなたは自分の気持ちを上手く表現できるので、相手に気持ちが伝わり成就する可能性は高いでしょう。恋人募集中の人や、好きな人がいない人にとっては、明るく美しいロマンスの訪れを意味します。きっと楽しく付き合える相手と出会えるでしょう。
勉強や仕事に関して占った場合
太陽の正位置は、繁栄、熱意、名誉、世間の認識、および達成の期間を意味します。新規顧客を獲得できたり、自分の企画が通ったり、大きなプロジェクトに大抜擢されることを暗示します。プレゼンが成功して希望の仕事を任せてもらえたり、努力してきたことが花開いたり、最高の成果を手にすることができそうです。このカードは、自分の能力に自信を持ち、自分にできることを世間に示すチャンスだと伝えています。きっとスポットライトはあなたを照らし、華やかに輝けるでしょう。表現力が最大限発揮されますので、芸術などクリエイティブな分野でも活躍できる可能性も暗示します。
お金に関することで占った場合
太陽の正位置は、あなたの頑張りが認められ、成果や才能に見合った報酬を受け取れることを暗示します。目標達成によって、報奨金や、なんらかの賞を受賞することで臨時収入も見込めます。自分が表舞台に立って活躍できる機会を得られるかもしれません。また、今後の財を成すための第一歩となるようなきっかけが訪れる暗示もあります。あるいは、自分にとって手助けとなるような贈り物を受け取れるかもしれません。クリエイターにとってこのカードは、芸術的な分野での努力が評価され、金銭的な利益がもたらされることを示唆しています。

逆位置での意味

太陽の逆位置は、依存心の強まりや甘え、子どもじみた言動で周囲を困らせることを暗示します。また、表面的な見方しかできず、浅はかさが露呈して信頼を失う可能性も示唆します。物事を深く掘り下げることができず、何事に対しても飽きっぽさが目立っているようです。このままでは、物事が長続きせず、全てが中途半端に終わってしまう可能性があります。もしくは、むやみに人を頼って重荷に感じられたり、自分ができないことに対して言い訳がましくなってしまったり、周囲が幻滅するような言動が目立ちそうです。自己責任を心がけて行動することが大事になります。

このカードは、自分の甘えや未熟さを受け止めて、自立を心がけ、自分の力で道を切り開いていく意識が必要だと説いています。何事に対しても、真剣に取り組み、確実で正確な進行を心がけましょう。軽視したり、あいまいさをそのままにしていると、後々のトラブルに繋がります。周囲の期待を裏切らないよう、根気強く、長距離ランナーになったつもりで頑張りましょう。「継続は力なり」です。今は着実な歩みを心がけるときです。

あるいは、雲で太陽が隠れているような、困惑した状態を表すこともあります。幸せな環境に恵まれているにもかかわらず、そのことを実感できていないことで感謝の気持が失われてしまい、傲慢でわがままな態度になっているかもしれません。生きる意味がわからず迷走しているかもしれません。まずは、平凡な日々の中に埋もれている幸せを発掘するところから始めてみましょう。

リーディング例

愛に関して占った場合
太陽の逆位置は、ささいなことがきっかけで喧嘩に発展してしまったり、子どもじみた態度で幸せを遠ざけている可能性を暗示します。あなたの言動が、強情で傲慢な態度になっていないか改める必要がありそうです。それは、良かれと思ってやったことかもしれませんが、相手からしてみれば余計なお節介に感じることかもしれません。あるいは、パートナーが居る人を好きになるなど、他人のものを奪うことに喜びを感じている状態を表している可能性もあります。マンネリやワンパターンな日々の中で刺激を求めてしまうことが、そういう結果を招くのかもしれません。また、表面的な「お金」や「地位」「見た目」で人を判断して、最終的に傷つけ合う恋愛になることも示唆します。
勉強や仕事に関して占った場合
太陽の逆位置は、仕事で燃え尽きてしまい、疲労困憊なあなたに休憩をとる必要があることを暗示します。あるいは、職場環境の働きづらさや人間関係の悪化により、精神的な疲れが募って肉体的にも厳しい状況かもしれません。できればすぐに休養をとることをオススメします。どっちみち、今は新規事業や新規顧客の開拓に向かない時期です。今は療養に励み、プロジェクトの進展を見守りましょう。もしくは、自分の仕事の失敗や自分にまつわる噂が広がり、不本意に注目が集まることを暗示することがあります。また、自分の感性が思うように発揮できずスランプに陥る可能性もあります。仕事に手を抜いたり、問題を軽視することで信頼を失うことへの警告も示唆します。
お金に関することで占った場合
太陽の逆位置は、予定していた収入が入ってこないことや遅れることを暗示します。また、予算オーバーによって損益が出ることも暗示します。ちなみに、投資や資金投入に関して判断を迫られるかもしれませんが、時期を見送る対応が吉です。大丈夫だろうと軽視して出した結論は、悪い結果を招きます。あるいは、目標値の下方修正を求められる可能性もあります。また、無駄遣いは禁物です。生活レベルを下げる必要があるかもしれません。

カードを読み解くポイント

太陽のカードは、仕事や恋愛、人間関係での嬉しい展開を表すことが多いです。現状に不満を抱えていたとしてもいい方向へ導かれる暗示です。正位置、逆位置のカードの意味をしっかりとらえることができれば願いが叶う日も近いでしょう。燃え尽きることのない太陽は、自分から溢れ出るほどのエネルギーを象徴します。底しれぬエネルギーは若々しさやバイタリティに溢れる状態を表します。

太陽のカードは、万物にエネルギーを供給し続ける象徴であることから、自分の才能によって人々へ影響を与え続けることも意味します。のびのびと表現できる喜びや、充実感を感じることができます。努力してきたことやクリエイティブな活動が注目され、称賛される暗示です。加えて、全てがオープンになることを表します。また、太陽は使命感の象徴でもあります。「これこそ自分の天命だ」と思える仕事を見つけたり、生きる道を明確にして迷いなく突き進めることを暗示します。

ただし、見栄や尊大な態度、自意識過剰になる可能性もあるので注意が必要です。有頂天にならないよう、謙虚な心と感謝の気持ちを忘れないことが大事です。

カードの意味を更に深く考察

太陽のカードは、太陽のカードの上に位置する精神レベル12.吊るされた男と同じように、試練の後の解放や喜びを表します。一つ前の18.月では、思い描く幻想やビジョンをコントロールできず、また導いてくれる人もいないことで不安に駆られる様子を表していました。18.月で恐れや不安を経験したことで、太陽では自分のエネルギーを外に向けることができて、様々な面に光を当てることができるようになるのです。

太陽は空を移動しながら世界を見渡します。太陽は”知識”を象徴すると考えられており、太陽と関連のある神「アポロ」は「この世に起きる全てのことを知りうる」と言われていました。興味深いことに、そんなアポロは、夜の女神レトから生まれます。光が闇から生まれるというのは、まさに18.月を経た太陽のカードを意味します。

太陽の「19」という数字は、9.隠者との関連性を表します。9.隠者ではランタンの光を彼の”叡智”として、その光を道しるべにしていました。自分の内面を見つめる作業は、静けさと孤独さが必要だったため、老人と静かな山頂が9.隠者のカードには描かれていました。それとは対象的に、太陽では、子どもと輝かしい絵が描かれています。これは9.隠者が様々な経験を経て変容したことを意味します。1.魔術師9.隠者が合わさって、超意識(宇宙レベル)に到達し、太陽となったのです。

また、太陽の「19」は「1+9=10」となりますので10.運命の輪との関わりもあります。10.運命の輪でのビジョンが外的なものだったのに対し、太陽では内側から解き放たれるビジョンを象徴するまでに成長したことを意味します。

ウェイト版の絵柄から読み解く

白馬にまたがった子どもは、純真無垢な生命エネルギーに溢れた存在です。占星術において子どもは、太陽を象徴する存在だと考えられています。子どもはひまわりの冠をかぶっています。これは、後ろにある壁を乗り越える際にひまわり畑から積んだひまわりで作ったものでしょうか。それとも、これから後ろにある壁を乗り越え、壁の向こう側にあるひまわりのように冠のひまわりも大きく成長することを意味しているのでしょうか。どちらにせよ、溢れ出す生命エネルギーと恐れを知らない無邪気さを持ち合わせているので、簡単に壁を超えていけるでしょう。

真っ赤な旗は、勝利・称賛を表しており、また、その旗を掲げているのが子どもであることから、「生きる喜び」を表していると考えられます。13.死神が手に持っていた白黒の旗とは対照的です。

太陽から飛び出ている光の数は21本ですが、残りの一本は太陽の数字「ⅩⅠⅩ」で隠れていると考えれば全部で22本あることになります。これは大アルカナのカードの枚数でもあり、生命の樹の「つなぎ」の数です。

太陽を象徴する花「ひまわり」が4つ描かれています。これは「4」が小アルカナのスートでもある四大元素(火地風水)を象徴しているのでしょう。